国際協力銀行(JBIC)、黒田精機製作所(愛知)がメキシコで実施する自動車部品事業に融資

 国際協力銀行(JBIC)は8月31日、㈱黒田精機製作所(本社:愛知県、黒田敏裕社長)との間で、融資金額1,000千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。融資は、三菱UFJ銀行との協調融資によるものであり、協調融資総額は1,500千米ドル。

 融資は、黒田精機のメキシコ法人KUROTA MEXICO, S.A. DE C.V.(以下KRM)がメキシコのアグアスカリエンテス州で行う自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を黒田精機に対して融資するもの。

 黒田精機は、自動車部品の製造・販売を行う中小企業。メキシコでは北米の経済成長や自動車市場の拡大を背景に、自動車用部品の生産拠点として需要拡大が見込まれている。黒田精機は、2014年6月に設立したKRMを通じて自動車部品の製造・販売を拡大することで、メキシコでの事業拡大を企図している。融資は、こうした黒田精機の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

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