国際協力銀行、タイで日本企業が実施するプラスチック製品事業に融資

 国際協力銀行(JBIC)は8月31日、ヤマトエスロン(本社:大阪府、松下俊治社長)のタイ法人YAMATO-ESULON (THAILAND) CO., LTD.(以下YET)との間で、融資金額45百万タイバーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、滋賀銀行との協調融資によるもの。

 融資は、YETがタイのチャチュンサオ県で行うプラスチック製品の製造・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するものであり、生産設備の増設に充てられるもの。

 ヤマトエスロンは、1956年に設立された各種ブラシ等のプラスチック製品の製造・販売事業を手掛ける中小企業であり、1991年にYETを設立した。ヤマトエスロンは、足許におけるタイのプラスチック製品ニーズの拡大を踏まえ、YETの設備増設を通じたタイでの事業拡大を企図している。融資は、こうしたヤマトエスロンの海外事業展開を、タイ・バーツ建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

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