日本建設機械工業会が8月30日に発表した2018年7月の建設機械出荷金額によると、内需は11.4%減少の755億円、外需は17.9%増加の1,408億円、総合計では5.7%増加の2,163億円となった。その結果、内需は11カ月連続の減少、外需は21カ月連続の増加となった。総合計では21カ月連続の増加となった。
■内需は11カ月連続の減少、外需は21カ月連続の増加
内需について機種別に見ると、ミニショベル6.3%増加の73億円、トンネル機械、基礎機械45.0%増加の36億円、油圧ブレーカ圧砕機15.0%増加の17億円、その他建設機械35.1%増加の64億円の5機種が増加したものの、その他5機種と補給部品が減少し、内需全体では11.4%の減少となった。
■外需の油圧ショベルは26.3%増、ミニショベルは10.3%増
外需について機種別に見ると、トラクタ0.7%増加の130億円、油圧ショベル26.3%増加の542億円、ミニショベル10.3%増加の187億円、建設用クレーン33.6%増加の78億円、コンクリート機械27.3%増加の1億円、油圧ブレーカ圧砕機16.5%増加の9億円、その他建設機械23.3%増加の221億円の7機種と補給部品12.4%増加の209億円が増加した。
地域別に見ると、アジアが3カ月連続の増加、中国が10カ月連続の増加、オセアニアが13カ月連続の増加、欧州が17カ月連続の増加、北米が11カ月連続の増加、中南米が5カ月連続の増加、CISその他東欧が4カ月連続の増加の7地域が増加し、外需全体では17.9%の増加となった。
■油圧ショベルの7月国内出荷台数は30.2%減の1,743台
7月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ660台(前年同月比22.5%減少)、油圧ショベル1,743台(同30.2%減少)、ミニショベル2,324台(同3.2%増加)、クローラクレーン32台(同30.4%減少)、ラフテレーンクレーン135台(同4.9%減少)、アスファルトフィニッシャ36台(同2.9%増加)。