セイコーエプソン（本社：長野県諏訪市）は8月22日、長期ビジョン「Epson 25」におけるロボティクスソリューションズ事業の成長実現に向けた計画の一環として、豊科事業所（長野県安曇野市）に、自律型双腕ロボットなどの製造を行う生産ラインを新たに設置、2018年9月より稼働を開始すると発表した。
新生産ラインは、自律型双腕ロボットなど難易度の高い機種を生産するとともに、組立効率化技術開発および人材育成の役目も担う予定。これにより、研究開発を推進し生産技術などを進化させながら、2025年度にはエプソンの産業ロボットの生産能力を現在の3.5倍に向上させる予定。
豊科事業所は、ロボティクスソリューションズ事業の研究開発拠点として、国内および海外の生産拠点と密接に連携している。今回の豊科事業所における生産ラインの整備により、高難度要素開発から設計・量産技術確立、製造までのサイクルを効率よく回し、新製品立ち上げ期間の短縮と組立効率化技術のさらなる強化を推進していく。
エプソンは、「今後もロボティクスイノベーションを通して、顧客へ真の新しい価値を提供し、より良い社会の実現に中心的な役割を果たし、社会にとって「なくてはならない会社」の実現に努めてまいります」としている。
＜新生産ラインの概要＞
稼働時期：2018年9月
製造品目：自律型双腕ロボット他
延床面積：約3,522m²
＜豊科事業所の概要＞
事業内容：ビジュアルコミュニケーション事業の設計開発、ロボティクスソリューションズ事業の研究開発
土地面積：109,004m²
操業開始：1983年
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