日立造船、海水淡水化・産業用水処理事業の豪Osmoflo社を完全子会社化

 日立造船は8月22日、海水淡水化・産業用水処理事業を手がける豪州子会社Osmoflo Holdings Pty Ltdの株式を丸紅から追加取得し、完全子会社化したと発表した。

 日立造船は2017年2月に同社株式70%を取得し、子会社化していたが、長期ビジョン「Hitz 2030 Vision」でコア事業として位置付けている水事業の強化を図るにあたり、丸紅から残りの株式30%を取得し、完全子会社化することにした。

 日立造船は海水淡水化・産業用水処理事業など水事業において、Osmoflo社の保有する逆浸透膜(RO膜)を中心とする高い技術と、同社の保有する多段フラッシュなど蒸発法の技術や建設実績を組み合わせることで事業規模を拡大し、世界の水需要に貢献する。

<株式取得の概要>

買取先:丸紅株式会社

取得前の所有株式数:1,096,517株(議決権所有割合:70.0%)

取得株式数:469,937株(議決権所有割合:30.0%)

取得価格:非開示

取得日:2018年8月21日

取得後の所有株式数:1,566,454株(議決権所有割合:100.0%)

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