日本色材工業研究所、つくば工場に新建屋を建設、投資額は34億円

 ㈱日本色材工業研究所(本社:東京都港区)は8月21日、つくば工場(茨城県つくば市)の生産能力拡大のため、つくば工場敷地内に新製造建屋(つくば工場第3期拡張工事)を建設、および必要資金の借入を行うことを決議したと発表した。

 日本色材工業研究所は、2017 年度よりスタートした「中期事業戦略ビジョン(2017-2021)」において、戦略的成長投資でもある「つくば工場第3期拡張工事による生産能力の拡大」を長期戦略目標の一つとして掲げ、生産能力と売上の拡大、加えて収益性の向上を図るための戦略的成長投資により、収益基盤の強化を目指している。

 新工場は、国内外で高まる化粧品生産委託需要に安定的に応えるため、つくば工場を同社の主力工場である座間工場(神奈川県座間市)と並ぶ、バルク製造から充填・仕上げ・包装業務まで一貫生産工場とすること を目指している。

 第3期拡張工事は、化粧品 GMPガイドラインに準拠し且つ米国 OTC 製品基準にも対応する品質・安全基準を高めた、バルク製造棟の新設を主な柱としているが、それに付随してバルク製造・充填工程等設備、原料資材倉庫、危険物倉庫などの付帯設備も新たに設置する。この設備投資により、同社生産能力は全体で従来比約 1.5 倍強まで生産能力が向上する見通し。

 今回、第3期工事の基本計画および詳細設計が完了し、各種行政手続きの見通しが立ったことから、 新工場建設(つくば工場第3期拡張工事)に着手することを決定した。

<新建屋建設の概要>

所在地:茨城県つくば市和台25(筑波北部工業団地内)

用途:化粧品の製造設備

総投資予定額:34億円

資金計画:金融機関からの借入等

建設機械:着工予定:2018年9月1日/竣工予定:2019年末日

工事の内容:

 ①バルク製造棟の新設

 ②新設バルク製造棟内に、バルク製造・充填工程等に関わる乳化釜、精製水装置、等の機械設備を新設

 ③新設バルク製造棟内に原料資材倉庫を新規併設

 ④危険物倉庫の新設、従業員駐車場の拡張など

その他:建築面積:3,615.14㎡、延床面積:5,882.50㎡

建設工事施工会社:株式会社竹中工務店

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