㈱加藤製作所が8月10日に発表した2019年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、売上高は 193 億 3,400万円(前年同期比5.9%減)、営業利益 13 億400万円(同51.3%増)、経常利益 15 億8,300万円(同35.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 9 億 600万円(同11.2%増)となった。
■セグメント別の状況
日 本:建設用クレーンの需要は、国内向けが減少し、海外向けは特に米国向けが減少した。油圧ショベル等の需要は、国内向けは排出ガス規制実施前の駆け込み需要の反動減が続き大幅に減少し、海外向けは増加した。その他の製品の需要は、横ばいとなった。
売上高は164 億7,800万円(前年同期比11.8%減) 、セグメント利益は 5億4,300万円(同21.5%増)となった。
中 国:中国の油圧ショベル等の需要は、インフラ投資が堅調に推移したことにより増加した。
売上高は 37億9,900万円(同40.3%増)となり、セグメント利益は 7 億100万円(同88.7%増)となった。
その他:タイの売上高は 1 億9,000万円(2017年 5 月販売開始により前年同期の比較はなし)、セグメント損失は 3,700万円(前年同期はセグメント損失 1,600万円)となった。
■主要品目別売上高の状況
建設用クレーン:国内需要は、オペレータ不足や中古車市場の低迷により減少した。国内売上高は 91 億1,200万円(前年同期比7.2%減)。海外需要は、東南アジアの資源国を中心に増加したが、米国向けは減少した。海外売上高は 17 億 7,700万円(同17.4%減)となった。
建設用クレーンの売上高は 108 億9,000万円(同 9.0%減)となった。
油圧ショベル等:国内の需要は、排出ガス規制実施前の駆け込み需要の反動減が続き大幅に減少した。国内売上高は 28 億5,300万円(同34.8%減)。海外需要は、中国のインフラ投資が堅調に推移したことにより増加し、海外売上高は53億4,800万円(同34.9%増)となった。
油圧ショベル等の売上高は 82億200万円(同1.7%減)となった。
その他:その他の売上高は 2 億4,100万円(同2.4%増)となった。
2019年3月期の連結業績見通しについては、売上高900億円(前期比3.5%増)、営業利益45億円(同109.9%増)、経常利益45億円(同84.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益28億円(同7.7%減)と前回見通しを据え置いている。
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