世界市場の大きな部分を見る三一重工、躍進をアピール

 2018年8月13日:三一重工リリース「Sany eyes bigger slice of global market!」

 中国湖南省の長沙市にある三一重工(Sany Heavy Industry Co. )の施設では、油圧ショベル、クレーン、コンクリート機械のarray(配列・ラインナップ)が展示されており、同社の最高経営責任者(CEO)は、CGTN(中国グローバルテレビジョン)で「2018年の予測収益成長率は50%で、今年末までに三一はショベル販売でCaterpillarを初めて追い抜く」と語った。

 中国の最も重要な成功事例の1つである三一重工について、聞いたことがないかもしれないが、1989年に溶接材料を製造していた会社から最大の建設機械メーカーになるまでに躍進した。

 三一重工の上昇は、政府が2008年に巨額のインフラプロジェクトに注ぎ込んだ数千億ドルもの恩恵を受けた。しかし、建設ブームが減速するにつれて、米国、欧州、中南米、インドの市場を育成するため、国境を越えて販売を開始した。海外売上高は2017年に前年度比25.1%増の116.2億元となった。

 三一重工の上級副社長Liang Linhe氏は、「海外市場の成長を促進するため、中国の「一帯一路政策(Belt and Road Initiative)」です。Belt and Road Initiativeは三一の国際開発にとって非常に重要なドライバーになっています。三一はインドの競合他社よりも優れた仕事をしていますが、今年の売上高は30億元に達すると予測されています。三一はまた、中国製品の品質が悪いとの見解で苦労しました。それはCumminsやBosch Rexrothのような企業から購入した多くのコンポーネントを作るための中核的なスキルや技術が欠けていました。しかし、今日、三一は先進国やトップ鉱山企業を含む品質重視の機器購入者の間で、品質差を狭め、顧客を獲得しています。」

 三一重工が急速に成長し、規模の経済性を生み出したことで、同社は最終的にR&Dに大幅に投資することができた。同社の発表によると、同社の売上高の5%を研究開発費に費やしている。今年6月現在、三一重工は合計12,070件の特許を申請し、8,751件の商品を認可している。特許出願と認可の累積数は、業界で最初にランクインしている。

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