プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は8月9日、メキシコの鉄鋼メーカーであるシメク社(Grupo Simec S.A.B. de C.V.:Simec)から、メキシコのバハ・カリフォルニア州メヒカリにある棒鋼圧延設備の改造工事を受注したと発表した。ホットランは2019 年の第4 四半期を予定している。新設の連続粗圧延機と精整ヤードにより、棒鋼の真直度の改善、より正確な切断、切断製品の自動段積みが可能となり、生産性の向上、温度制御の改善と容易なメンテナンスが実現され、圧延設備全体の効率が向上する。
シメク社は、構造用形鋼、棒鋼、特殊鋼など幅広く構造用鋼を生産し、主に建設、自動車、製造業向けに供給している民間のミニミル鉄鋼メーカー。同グループはメキシコ、米国、カナダ、ブラジルに19 カ所の製鉄所および加工工場を保有しており、合計年産能力は520 万トンで、北米のSBQ(特殊棒鋼)生産、メキシコの構造用鋼生産をそれぞれリードする存在。