月島機械は8 月3 日、市川工場移設後の有効活用について、三井不動産と共同で物流施設を開発し、固定資産の一部を売却することを決議したと発表した。
2018年3 月29 日、月島機械は㈱日本製鋼所と製造分野の協業に関する基本協定書を締結し、月島機械の製造機能を日本製鋼所室蘭製作所に移設し市川工場は閉鎖予定としていた。市川工場閉鎖後の跡地活用方法について検討を進めてきたが、このほど三井不動産と共同で物流施設を開発することにした。
三井不動産の総合ディベロッパーのノウハウおよび豊富な物流施設開発の実績を生かし、事業企画から運営管理を一元化することにより物流施設の価値を最大化させ新たな収益を創出していく。事業スキームの詳細は、今後両社にて検討していくが、有効活用を進める上で、対象地の一部売却を予定している。
なお、2019(平成31) 年3 月までに実施予定の土地の一部売却により、固定資産売却益として特別利益 約28 億円を2019 年3 月期第4四半期に計上する見込み。
<市川工場の移設後の予定>
対象地:千葉県市川市塩浜1 丁目12 番地 月島機械市川工場
土地面積:82,616㎡
用途:物流施設
スケジュール
工事着工:2020(平成32)年冬頃(予定)
操業開始:2022(平成34)年春頃(予定)
土地の売却時期および売却額
・2019(平成 31)年3 月までに土地の一部を売却予定。
・2021(平成 33)年冬頃(物流施設の竣工時)に土地の一部を売却予定。
・売却額および売却対象の面積については、売却先との守秘義務および要請により非公表。