日東紡は8月2日、約27億円を投資し富久山事業センター(福島県郡山市)に総合研究所の新社屋(総合研究所棟(仮称))を建設すると発表した。中期経営計画で掲げた研究開発体制の強化実現に向け、研究環境および研究施設を刷新する。
新社屋には、富久山事業センター内に点在しているメディカル研究開発センター、スペシャリティケミカルス研究開発センター、研究企画管理部、知的財産室を統合し、グラスファイバー部門も含めた研究・技術開発の機能を集積する。また、産官学との共同研究を促進するオープンラボ、展示・見学スペース、技術者のトレーニングの場となる研修センター等を併設することで、社内外に開かれた日東紡グループの研究・技術開発の核となる拠点とする。
日東紡は創立100年を迎える2023年に目指すべき企業像として『顧客と技術を基軸とした、特色ある事業・商品群を持ち、創業の地・福島から、そして日本から世界へイノベーション(革新)を発信し続ける企業』を掲げている。新社屋の建設により目指すべき企業像の実現への施策実行を一層加速させていく。
<総合研究所棟(仮称) 概要>
建設場所:福島県郡山市富久山町福原字塩島1(日東紡 富久山事業センター内)
投資金額:約27億円
建物概要:地上3階建
建築面積:約3,000㎡
延床面積:約7,500㎡
着工時期:2019年2月
竣工時期:2020年4月(予定)