㈱牧野フライス製作所が7月31日に発表した2019年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、売上高424億8,000万円(前年同期比33.4%増)、営業利益32億3,900万円(前年同期:△1億9,700万円)、経常利益38億3,300万円(同:6億9,600万円)、純利益28億1,600万円(同:3億1,400万円)となった。
また、受注は585億6,700万円(前年同期比15.6%増)となり、各地域で前年同期を上回った。第1四半期の受注が好調に推移したことにより、業績予想を修正した。生産効率の改善や部品調達の納期管理を徹底し、売上の増加に努めている。~以下、報告セグメント別の受注状況。
<セグメントⅠ> (「個別」および国内連結子会社)
牧野フライス製作所の国内受注は、前年同期を上回った。ロボットや半導体製造装置など、一般機械向けを中心に受注が増加している。第2四半期以降も、この傾向が継続するとみている。
<セグメントⅡ> ( MAKINO ASIA PTE LTD )
中国は、自動車向けを中心に高水準の受注が継続した。スマートフォンを含む電気電子向け受注も継続し、前年同期を上回った。インドおよびアセアン地域においても、自動車向けを中心に前年同期の受注を上回った。第2四半期以降もそれぞれの地域で受注が継続するとみている。スマートフォン関連の動向については引き続き注視していく。
<セグメントⅢ> ( MAKINO INC. )
北米は自動車をはじめ、幅広い産業の部品加工向け受注が好調に推移したことで、航空機向けで受注がまとまった前年同期を上回った。第2四半期に米国で開催される工作機械の国際見本市( IMTS )への出展が、今後の受注増につながるよう努める。
<セグメントⅣ> ( MAKINO Europe GmbH )
欧州は前年同期を上回った。一般機械や自動車の部品加工向け受注が継続していることに加え、航空機向けでまとまった受注があった。第2四半期以降も一般機械向け受注が継続し、下期にかけて航空機向け受注が拡大するとみている。
■2019年3月期売上高は1,900億円、営業利益は176億円の見通し
2019年3月期の連結業績は、売上高1,900億円(前期比4.7%増)、営業利益176億円(同17.2%増)、経常利益183億円(同16.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益149億円(同27.4%増)となる見通し。
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