コマツは7月27日、2018年防衛省開発事業の「装輪装甲車(改)試作研究事業」を中止することにしたと発表した。
この試作研究事業は、2015年2月にコマツが防衛装備庁から試作研究として受託したもの。2017年1月に納入したが、その後の射撃試験の結果、防弾板に不具合が判明した旨、昨年12月に公表している。
その後、コマツでは耐弾試験を含む改修作業を行ってきたがが、防衛省と協議の結果、現在のまま開発事業を継続しても、開発を完了できる見込みが立たないとの判断に至ったことから、同事業を中止することにした。