日本鍛圧機械工業会が7月9日に発表した2018年6月の鍛圧機械受注額は、前年同月比1.1%増の331億4,000万円となり、3カ月連続で300億円を超えた。プレス系は4.1%増となるも、板金系は3.1%の減となった。国内は自動車、金属製品が引き続き高水準で、海外は欧州向け、中国向けの大型機が牽引した。
機種別によると、プレス系機械は前年同月比4.1%増の164億7,000万円となった。超大型プレスは82.6%増、中型プレスが8.7%増、小型プレス17.4%増となったが、大型プレスは59.9%減となった。油圧プレスは1.7%増、フォーミングは44.1%増、自動化・安全装置は32.7%減。板金系機械は前年同月比3.1%減の92億2,000万円。プレスブレーキが13.7%増、レーザ・プラズマが15.4%減、パンチングは7.4%減となった。
内外別によると、国内は前年同月比8.8%減の152億円。鉄鋼・非鉄金属が42.2%増となったが、自動車は4.0%減、金属製品は20.0%減、電機・一般機械も12.9%減となった。
輸出は前年同月比20.9%増の105億円。欧州向けが1.5倍増、中国向けは34.9%増、韓国・台湾向けは53.1%増、北米向けも16.1%増となったが、東南アジア向け20.7%減となった。