米キャタピラー、ノースリトルロックの施設に4,000万ドル投資

 米Caterpillar(キャタピラー、本社:イリノイ州Deerfield)は7月5日、アーカーソン州North Little Rock(ノースリトルロック)施設の溶接、モーターグレーダー、ホイールローダー工場に4,000万ドル(約44億円)の投資を行っていると発表した。キャタピラーは2019年に新しい舗装機械製品を生産ラインに追加する予定で、次の6〜12ヶ月間に組立工、溶接工、機械工、フォークリフト運転者、注文ピッカーなど250人の労働者を雇用する予定。現地の複数メディアが報じた。

 キャタラピラーは2018年初めにイリノイ州Aurora(オーロラ)から2010年にオープンしたリトルロック施設に中型ホイールローダーの生産を移管し始めた。

  Arkansas Onlineによると、キャタピラーは、2009年にノースリトルロック工場を建設する計画を発表した際、給与税のリベートと販売税および使用税の控除を受ける資格を得た。また、governor’s quick-action closing fund (知事のクイック・アクションク・ロージング・ファンド)から300万ドル、トレーニングで325,000ドルを受け取った。

 アーカンソー州の経済開発委員会(CCC)は、「当初の300万ドルの契約で、キャタピラーは500のポジションをつくり、維持する必要があった。彼らは2012年、2013年、2014年の雇用要件を満たさなかったため、AEDCに172,200ドルを返済しなければならなかった。また、キャタピラーは2015年と2016年の雇用実績目標を達成できませんでした」と述べた。

 キャタピラーは、ノースリトルロック工場で7月21日午前8時から正午までの就職フェアを後援する。オンライン申請も受け入れられており、一部の労働者はインタビューを受ける日に就職することができる。

 (2018年7月6日、ConstructionEquipment.comより)