住友重機械工業は7月9日、新日鉄住金エンジニアリングと共同企業体を設立し、苅田バイオマスエナジーより、バイオマス発電設備(出力:約75,000kW、建設予定地:福岡県京都郡苅田町)を受注したと発表した。受注した設備は、木質ペレットを主燃料とし、再熱方式を採用した高効率なバイオマス専焼発電設備であり、再生可能エネルギー普及拡大の一翼を担う。
今回の発電設備は、住友重機械工業グループが国内外で490缶以上の実績を持つ「循環流動層(CFB)ボイラ」を採用している。このCFBボイラは、幅広い燃料に対応可能で、特にバイオマス発電の分野においてその優位性を発揮し、高いシェアを有している。同社では、この実績が評価され今回の採用に至ったものとして見ている。
住友重機械工業は、バイオマス燃料や低品位燃料を安定燃焼させることで顧客の発電コストの削減に貢献し、持続可能なエネルギーソリューションを提供していくとしている。
<設備概要>
ボイラ形式:循環流動層(CFB)ボイラ(再熱方式)
発電端出力:約75,000kW
燃料種別:木質ペレット等
発電方式:蒸気タービン式
運転開始予定:2021年6月
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