フランスの油圧ショベル、2018年1~5月は前年同期比0.5%増

 フランスの油圧ショベル市場は引き続き増加している。CISMA(建設、インフラ、鉄鋼、ハンドリング機器業界の団体)が7月2日に発表した2018年1~5月の油圧ショベル(ミニ+重機)市場は前年同期比0.5%増だった。

 CISMAによると、フランスの北部を中心とする幾つか地域で減少が見られたと述べた。 例えば、ノルマンディー地域は29%の減少を記録したが、10地域が成長していると付け加えた。成長を見せている地域の中には、油圧ショベルの販売台数を5%上回ったリヨン(ローヌ=アルプス)地域、8%上昇した南東部地域(プロバンス・アルプス・コートダジュール) 、パリ(イルドフランス)も8%の増加となった。これらの3つの地域は、市場全体の40%弱に過ぎない。

 投資を奨励するために昨年導入された財政法は、今年も効力を失う。しかし、市場はダイナミックなまま。金利はまだ低い。マネージャーは自信を持っている。地方自治体や地方自治体には土木工事のための資金が多くある。最後に、次の市議会議員選挙が2020年に行われる予定である。従って、現在の期間は、市町村が道路工事や建設工事などを行うのに有利である。

 ニュースリリース 

CISMA (association of equipment manufacturers for construction, infrastructure, steel and handling)

 機械工学産業連盟(FIM)のメンバーであるCISMA(建設、インフラストラクチャ、スチール、ハンドリングのための機器メーカー協会)は、専門組織。同協会は、建設、インフラ建設、鉄鋼産業、および取扱いのための設備を構想、生産、販売するヨーロッパに拠点を置くビジネスを集めている。また、これらの材料のために特別に作られた部品および装置の供給者も含む。現在、CISMAはフランスの約3万人を雇用している200社(SME、SMI、および国際グループの子会社)で構成されている。これらの事業は、生産の58%を輸出し、79億ユーロ(1兆円強)の収益を生み出している。