ヤンマー、2トンクラスの後方超小旋回ミニショベル「ViO20-6」を発売

 ヤンマーのグループ会社であるヤンマー建機(本社:福岡県筑後市)は7月2日、2トンクラスの後方超小旋回ミニショベル「ViO20-6」を10月より販売開始すると発表した。価格(税別)は、370万円で、年間販売目標は1,000台。

 「ViO20-6」は、同シリーズの特徴であるコンパクトなボディはそのままに、燃費性能を改善したことに加え、安全性・メンテナンス性が向上した。1,990kg(ゴムクローラ、2柱キャノピー仕様)と軽量な機械質量と全幅1,380mmのコンパクトな設計により、トラックでの運搬がよりスムーズに行えることに加え、狭小な現場において効率的な作業が可能となる。

<主要スペック>

商品型式:ViO20-6/搭載エンジン型式:ヤンマー3TNV76/

機械質量(kg):1990/定格出力(kW/min-1):14.3/2400

標準バケット容量(m3):0.06/最大掘削深さ(mm):2,270

最大掘削高さ(mm):1,870/床面最大掘削半径(mm):4,020

輸送時寸法[全長 x 全幅 x 全高](mm):4,020x 1,380x 2,400

■主な特長

(1) 低燃費作業を実現:エンジン回転を効率よく制御するエコモード機能と、操作レバーを中立にすると自動的にエンジン回転を落とすオートデセル機能を標準で装備し、低燃費作業に効果を発揮する。さらに、国交省排ガス3次規制をクリアしたヤンマー製環境対応ディーゼルエンジンを搭載している。

(2) 効率的な作業をサポート:稼働状況や異常情報など必要な情報を確認できるLEDバックライト付大型液晶モニターを設置。また、ブーム内装式の作業ライトにLEDランプを採用した他、油圧シリンダーをガードする板バネ式シリンダーガードを新たにブームシリンダーへ追加し耐久性が向上した。さらに、リアボンネット・サイドボンネットは工具なしで開閉するワンタッチオープンとしたことによりメンテナンス時間の短縮を実現する。

(3) 用途に合わせて選択できる充実のオプション仕様:H&クレーン仕様では、荷物を吊りながら走行できる吊荷走行モードを追加し、更に油圧式クイックヒッチ仕様にも設定が可能になった。また、ブーム高さ・アーム巻込み制限機能の対応など、使用環境や用途に合わせたオプションを揃えている。さらに2019年春には可変脚仕様も追加する予定。

(4) 機械の遠隔監視システム、スマートアシストリモートを標準搭載:GPSや通信端末を活用し、機械の位置情報や稼働状況を管理できる「スマートアシストリモート」を標準搭載。メンテナンス時期やマシンのトラブルを素早く把握し、常に適切なサービス・サポートを顧客へ提供できるシステム。

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