建設機械出荷、5月は11.3%増の2,013億円、19カ月連続で増加

■内需は9カ月連続の減少、外需は19カ月連続の増加

 日本建設機械工業会が6月28日に発表した5月の建設機械出荷金額によると、内需は2.8%減少の659億円、外需は19.6%増加の1,354億円、総合計では11.3%増加の2,013億円となった。その結果、内需は9カ月連続の減少、外需は19カ月連続の増加、総合計では19カ月連続の増加となった。

 内需について機種別に見ると、トラクタ21.8%増加の66億円、ミニショベル15.7%増加の59億円、コンクリート機械3.2%増加の26億円、トンネル機械、基礎機械20.8%増加の35億円、油圧ブレーカ圧砕機9.8%増加の15億円、その他建設機械3.1%増加の48億円の7機種が増加したものの、その他3機種と補給部品が減少し、内需全体では2.8%の減少となった。

■外需の油圧ショベルは27.0%増、ミニショベルは14.4%増

 外需について機種別に見ると、トラクタ10.0%増加の144億円、油圧ショベル27.0%増加の564億円、ミニショベル14.4%増加の177億円、建設用クレーン13.5%増加の60億円、道路機械12.2%増加の34億円、油圧ブレーカ圧砕機5.9%増加の8億円、その他建設機械21.5%増加の173億円の7機種と補給部品15.8%増加の188億円が増加した。

 地域別に見ると、アジアが2カ月振りの増加、中国が8カ月連続の増加、オセアニアが11カ月連続の増加、欧州が15カ月連続の増加、北米が9カ月連続の増加、中南米が3カ月連続の増加、CISその他東欧が2カ月連続の増加の7地域が増加し、外需全体では19.6%の増加となった。

■油圧ショベルの5月国内出荷台数は5.7%減の1,444台

 5月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ534台(前年同月比0.9%減少)、油圧ショベル1,444台(同5.7%減少)、ミニショベル1,904台(同18.8%増加)、クローラクレーン38台(同31.0%増加)、ラフテレーンクレーン100台(同9.1%減少)、アスファルトフィニッシャ38台(同52.0%増)。

 1~5月累計では、ホイールローダ3,516台(前年同期比13.8%減少)、油圧ショベル7,316台(同25.7%減少)、ミニショベル10,871台(同6.9%増加)、クローラクレーン217台(同1.4%減少)、ラフテレーンクレーン729台(同15.2%減少)、アスファルトフィニッシャ201台(同5.6%減少)となった。

 5月度建設機械出荷金額統計ニュースリリース