■都市再開発、インフラ設備老朽化等に伴う解体市場向けに7月より販売開始
古河機械金属グループの中核事業会社である古河ロックドリル(東京都中央区)は6月26日、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造解体用の大割用油圧圧砕機「Vz-7」を開発、7月より販売を開始すると発表した。
近年、国内において、都市再開発におけるビル解体や、大型プラントの解体、インフラ設備の老朽化等に伴う解体工事の需要が見込まれている。現状では鉄筋コンクリート(RC)造のビル等の解体が主流ではあるが、SRC造のビル解体、大型プラント解体も増えている。
古河ロックドリルは、解体市場向けに、油圧ショベルのアタッチメント製品である油圧圧砕機「Vシリーズ」として、小割用油圧圧砕機「Vsシリーズ」、大割用油圧圧砕機「Vxシリーズ」、多機能型鉄骨カッター「Vcシリーズ」の3タイプを、RC造や鉄骨(S)造向けに市場投入してきた。
7月より販売開始する大割油圧圧砕機「Vz-7」は、これまでシリーズ化していなかったSRC造向けに開発したもので、3次元CAD解析を駆使した設計、高強度耐摩耗特殊鋼等の素材の採用などにより、強度や耐久性の向上、耐摩耗による長寿命化を実現した。これにより、使用ユーザーのメンテナンスコストの低減や操作性向上による作業効率アップ、工期短縮を可能にする。
古河ロックドリルでは、新製品投入により解体市場における需要に対応していくとともに、今後も油圧圧砕機のラインナップの拡充に取り組んでいく。
<価格> 1,350万円(税別)
<販売目標台数> 年間20台
コメントを投稿するにはログインしてください。