竹中、フジタ、ソフトバンク、建設現場で「SpotMini」活用に向けた実証実験

    ㈱竹中工務店(本社:大阪市中央区)と大和ハウスグループの㈱フジタ(本社:東京都渋谷区)、ソフトバンクロボティクス(本社:東京都港区)およびソフトバンク(本社:東京都港区)の各社は、最先端のロボット技術を保有するBoston Dynamics社の四足歩行型ロボット「SpotMini(スポットミニ)」を世界に先駆けて建設現場で活用することを目指し、実証実験を実施したと発表した。

 実証実験では、作業所員の大幅な省人化や高効率化を目指して、建設現場における自律的な巡回による進捗管理や安全点検などの業務へのSpotMini活用の可能性を検証した。今後は、SpotMiniを建設現場で活用するためのデータを収集し、センサーやカメラ、SpotMiniの仕様に基づいたハード技術とそれらを制御するソフトに関わるモジュールなどの開発を行いながら、2019年夏以降の本格活用に向けて準備を進めていく。

 建設業界では、建設就業者不足から、担い手の確保・育成と生産性の向上が大きな課題となっている。竹中工務店では、ロボットなどのさまざまな最先端技術について、若手作業所長を核としたタスクフォースを通して実現場への試適用と展開を積極的に進めていく予定。

 3社は、実証実験を通して、建設現場でのロボット活用の効果を検証し、建設業界における生産性向上や業務効率化に寄与することを目指す。

 ニュースリリース(竹中工務店)

 ニュースリリース(フジタ)