コベルコ建機(東京本社・東京都品川区)は6月25日、中国事業の抜本的な見直しに向け中国側出資者との合弁を解消し、コベルコ建機主導の事業運営とすることを昨年より進めてきたが、このほど中国における合弁の解消が完了し、事業の再構築が概ね完了したと発表した。
コベルコ建機は、中国での事業課題に対して、中国側パートナーとの見解の相違が明確になったことから、中国側パートナーとの合弁を 2017年10 月に解消した。そのうえで、コベルコ建機主導での中国における事業体制を抜本的に再構築した。従来、生産と販売は別会社だった成都における事業体制を、再構築後は、製販一体の事業体とし、各々の課題をスムーズに共通認識し、迅速かつ効率的な事業運営を目指す。
また、生産・販売・販売代理店網・アフターサービス網の見直し・強化および債権管理強化を通じて、強固な現地販 売ネットワークを構築する。
なお、今回の再編に先立ち、成都で販売・サービスを行っている CKCMG の名称を 2018 年3月15 日付で神鋼建機(中国)有限公司(KCMC)に変更した。
<参 考> ○株式会社神戸製鋼所 2017 年 2 月 2 日付 ニュースリリース
「建設機械の中国事業における営業損失の計上及び事業の再構築に関するお知らせ」
<神鋼建機(中国)有限公司の概要>
名称:神鋼建機(中国)有限公司
英文:Kobelco Construction Machinery (China) Co., Ltd.
本社所在地:中国 四川省成都市
総経理 紀藤 真治(コベルコ建機 常務執行役員)
株主:コベルコ建機株式会社 100%
目的:中国における油圧ショベルの生産および販売・サービス
設立/営業開始:2018 年 3 月 15 日(名称変更)
従業員数:996 名(2018 月 6 月 15 日時点の KCMC、CKCM の単純合算)
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