プリントネット、約10億円投じて鹿児島県姶良市に新工場建設

 鹿児島県は6月18日、姶良市(あいらし)は同22日、印刷物の製造,インターネットによる印刷物・印刷資材の販売を事業とするプリントネットと立地協定を結んだと発表した。プリントネットは、九州地区を中心とした西日本地域の更なる顧客の受注増を見据え、九州工場(姶良市西餠田)の移転・拡張を図るもので、雇用の拡大や従業員の通勤など考慮したうえ、姶良市に決定した。

 プリントネットは、1968(昭和43)年、姶良市(旧:姶良町)において、地元官公庁及び民間企業向けに印刷製本・販売を行うため、先代が個人で創業、昭和62年に法人化した後、2008年に現社名となった。同社は、確かな製品を確実に納期内に納めることにより、顧客との信頼関係を構築してきた結果、九州エリア以外の新規顧客やリピーターが増加していったことから、東京へ工場を建設するなど東京進出を図るとともに、販売形態をインターネット印刷通信販売に一本化するなどして、着実に売上を伸ばしてきた。

 鹿児島県と姶良町では、プリントネットの新工場建設により、地域における新たな雇用の創出、地域経済の浮揚発展に大きく寄与するものと期待されるとしている。

<増設工場の概要>

工場名:プリントネット株式会社九州工場

所在地:姶良市加治木町木田1377番地23

用地面積:3,708.86㎡/建物面積:2,704.35㎡

着工予定:2018年7月/操業予定:2019年1月

新規雇用者:11名/投資予定額:10億7,000万円(うち土地購入費6,700万円)

事業内容:印刷物の製造/生産計画:10億9,300万円(初年度)

<プリントネット株式会社の概要>

所在地:(会社概要

(本店)鹿児島県鹿児島市城南町10番7号/(本社)東京都千代田区丸の内3-3-1

(支社)東京都港区虎ノ門1-21-17/(工場)東京西第一工場,東京西第二工場,九州工場

設立:1987(昭和62)年7月/代表者:代表取締役小田原洋一

資本金:1億7,816万円/年商:68億5,000万円(2017年10月期)

従業員数:275名(2018年3月現在)

事業内容:印刷物の製造,インターネットによる印刷物・印刷資材の販売

 鹿児島県発表資料

 姶良市発表資料