日立建機ローダーズ・アメリカ、米ジョージア州ニューナンに本社を移転

 日立建機の米国子会社、Hitachi Construction Machinery Loaders America Inc(日立建機ローダーズ・アメリカ)は、米国ジョージア州Kennesaw(ケネソー)の本社を同州Newnan(ニューナン)に移転した。移転を機に、6月1日、新施設(事務所と組立工場からなる)の祝う会(開所式)を行ったと、現地メディアが15日付けで報じた。

 祝う会には、Al Smith(アル・スミス)ジョージア州Coweta( コウェタ)郡委員長ほかの来賓、日立建機の平野耕太郎社長、日立建機ローダーズ・アメリカ社の廣瀬雅章社長、Al Quinn(アル・クイン)副社長ら役員、従業員など関係者が出席した。当日は、工場と新しい施設ツアーで始まり、リボンカット、植樹、鏡割などのセレモニーが行われた。

 日立建機ローダーズ・アメリカは、2018年1月1日付けで旧・KCMAが商号変更した。もともと川崎重工業のホイールローダーの米拠点であるKCMAは、1981年に米国進出、88年のNewnan工場建設以来、30年以上の歴史がある。

 2015年、日立建機は㈱KCM(本社:兵庫県加古郡稲美町、KCM Corporation)の株式をKCMA Corporationに移管して100%買収した後、2018年1月1日付けで日立建機ローダーズ・アメリカ(HCMA)に移行させた。ホイールローダーは土木工事や除雪などに使う建機で、従来は別ブランドで販売していたものを日立ブランドに切り替えている。体制変更に伴い、Newnanの組立工場を製造・販売拠点として刷新、サービスの体制も一新するとしていた。

 ちなみに、日立建機グループのホイールローダ関連工場は、㈱KCMの播州(兵庫県)、龍ヶ崎(茨城県)と、HCMAのNewnan(米国Georgia)の3工場。