エヌアイシ・オートテック、約9億円投じて愛知県内に新工場取得へ

 エヌアイシ・オートテックは6月18日、愛知県内に固定資産(新工場)を取得する方向で、用地取得に向けての具体的な交渉を開始したと発表した。(国内拠点

 エヌアイシ・オートテックグループは、2016 年度から2020 年度までの5ヵ年を期間とする中長期経営計画において、2015 年度を起点とし、その最終連結会計年度における売上高・事業規模等を倍増する『倍増計画』を掲げている。この計画実現のため課題と施策を設定し、第1弾から第4弾を順次実行している。

 その第5弾の施策として、東海地区においてアルファフレームシステム及びFA装置等のニーズが高く、さらに将来に向けて旺盛な需要が見込まれることより、当該地区での営業活動及び生産体制の拡充、強化が急務である。そのため、FA装置の製作のみならず、アルファフレームシステムの出荷業務も担う重要な拠点とするべく、新たに愛知県内において拡大性と立地条件の良い土地を取得、新工場建設に向けての交渉を開始した。

 なお、新工場は、2019 年秋に操業を開始する予定だが、現在の愛知事業所(愛知県名古屋市)の機能は、新工場竣工と同時に全て新工場へ移転する予定。

 また、新工場建設に遅れることなく、さらに第6弾として、関東地区においてもアルファフレームシステムの生産及び迅速な出荷体制の強化が急務であることより、エヌアイシ・オートテックのアライアンス戦略の一環として、新たに当該地区の企業ともアライアンス体制を図る準備を進めている。

<取得予定の資産(土地・建物)の概要>

名称:エヌアイシ・オートテック株式会社 新愛知事業所(仮称)

所在地:愛知県内

投資総額:約9億円(土地、建物及び建物付属設備、機械設備等)

構造:鉄骨造2階建

資金計画:自己資金及び借入金等により充当(予定)

稼働開始年月:平成31 年(2019 年)9月(予定)

 ニュースリリース