AEM(Association of Equipment Manufacturers :全米機器製造業協会)は6月12日、米国における2018年5月の農業トラクタと自走式コンバインの販売台数を発表した。それによると、自走式コンバインの販売は引き続き好調で、前年同月比51.6%増の323台となった。また、1~5月は前年同期比26.5%増の1,550台となった。
5月のトラクタ全体の販売台数は前年同月比17.0%増の28,574台。うち主力である2WDトラクタは、同17%増の28,574台。うち40HP未満が同20.1%増の21,078台、40~100HP未満は同6.9%増の5,797台、100HP以上は同20.3%増の1,525台となった。
また、2WDトラクタの1~5月販売台数は、前年同期比5.0%増の95,851台となった。うち100HP台以上のトラクタは1%減の6,971台、40HP未満は6.3%増の65,764台、40~100HPは3.4%増の23,116台だった。
「消費者の信頼感が高まり、景気が好調に推移していることから、市場全体としては肯定的な感情があります。Mahindra(マヒンドラ)では、業界の成長に追随して、新製品、新規ディーラー、情熱的で活気のある労働力で波を乗り切ります。我々は、2018年がトラクタメーカーにとって良い年になると期待しています」とMahindra USA社長、Mani Iyer(マニ・アイヤー)氏は述べている。
「我々はまだ2018年の機器販売の全体的なプラス成長を見ている。我々は生産者からの楽観主義を見てきており、税制改革はプラスだった。しかし、貿易報復や鉄鋼やアルミニウム関税の貿易戦争が続いていることは、依然として農家や製造業者にとって大きな課題となっています」とAG services上級副社長、Curt Blades(カーテ・ブレード)は述べている。