極東開発工業、鉄道車両メーカー、北陸重機工業の全株式を取得

 極東開発工業は6月12日、北陸重機工業(本社:新潟市、霜鳥雅徳社長)の全株式を5月25日付で取得しグループ化(完全子会社化)したと発表した。

 北陸重機工業は、製鉄所など構内や臨海鉄道等で牽引用に使用されるディーゼル機関車、鉄道各社で保線作業用に使用される軌道モーターカー等の鉄道車両、ならびに、橋梁やトンネルの維持管理に使用される橋梁点検車・水噴霧測定車等の特装車の製造を行っている会社で、1965年に設立されて以来50 年以上の豊富な実績、顧客の多様なニーズに応える製品ラインナップ・技術力を有している。

 鉄道関連市場は、アジア・アフリカ等の発展途上国の都市部における急速な人口増・渋滞問題、日本政府のインフラシステム輸出戦略の推進等を背景に、パッケージ型のプロジェクト案件を中心に大幅な需要拡大が見込まれており、北陸重機工業においても、その豊富な国外納入実績を強みに、海外向けの受注・引合いが急増している。

 極東開発工業グループは、今回の北陸重機工業のグループ化により、鉄道車両及び特装車の設計・製造に共通する“ものづくり”に関するシナジーを創出しつつ、今後さらに同社の事業を拡大・発展させていく方針。

 極東開発グループでは、「はたらくくるま」「はたらく鉄道車両」の製造を通じて、今後とも国内外の社会インフラの構築・維持管理に貢献していく。

<北陸重機工業概要>

商号:北陸重機工業株式会社

本店所在地:新潟市東区山木戸七丁目3 番69 号

代表者:代表取締役 霜鳥(しもとり)雅徳(まさのり)

事業内容:鉄道車両、特装車、荷役産業機械、設備省力機械の設計・製作・販売

設立:1965 年11 月

取得日:2018 年5 月25 日

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