昭和電工、アルミ缶子会社がベトナム第二製造拠点の新工場を竣工、年間20億缶生産体制を確立

 昭和電工は6月11日、連結子会社である昭和アルミニウム缶(東京都品川区)が、ベトナム中部のダナン市近郊(クアンナム省)において建設を進めていた新工場を完成させ、6月8日に竣工式を行ったと発表した。

 同工場は、昭和アルミニウム缶のベトナム現地法人であるハナキャン・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ハナキャン社)の同国2番目となる生産拠点で、年産7億缶の缶体生産ラインを有する。また、同工場建設とあわせてハノイ市近郊(バクニン省)の工場で缶蓋の能力増強を進めており、同増強が完了する今年10月にはハナキャン社の2拠点合計の缶体・缶蓋の生産体制は年産20億缶となる。

 昭和アルミニウム缶は、ハナキャン社を2014年5月に子会社化して以降、同社の持つ生産技術力と品質管理体制をハナキャン社に導入し、ベトナム北部を中心に同国での販売を順調に拡大してきた。中部地域においても、最高品質のアルミ飲料缶メーカーを目指し、市場要求に応えられる製品を迅速に提供することで、販売を拡大していく。

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