川崎重工業は6月5日、人との共存作業が可能な双腕スカラロボット「duAro1」(デュアロ・ワン)に続くラインアップとして、「duAro2」(デュアロ・ツー)を追加し、6月から発売すると発表した。
「duAro2」の最大の特長は、好評の「duAro1」が持っている『水平方向に動作するシンプルな動きの水平多関節ロボットを双腕にし、さらにダイレクトティーチ機能を搭載することで教示が簡単で実用性が高い』というポイントを継承した上で、可搬質量を片腕3kg(双腕6kg)に上げ、上下方向(Z軸)の最大ストロークを550mmに広げたこと。これにより、深さのある段ボールへの箱詰め作業や段差のある工程間の製品移動など適用範囲が大幅に広がり、多様な業界のフレキシブルな生産ラインの構築に貢献する。
さらに、オプションでアーム本体とコントローラを分離することができるようにした。コントローラのスリム化に加えレイアウトの自由度を向上させたことにより、顧客の装置への組み込みなど、現場の状況により適した形での導入が可能。また、従来通り、安全を担保するための様々な機能や柔らかな表面素材の採用などにより、人との共存作業が可能になっている。衝突検知機能の搭載や、腕の部分をクッションで覆うなどの対策を施し、人と同じ場所で作業をする上で必要な安心・安全を確保している。
コメントを投稿するにはログインしてください。