オプトラン、約3億円投じて上海工場の研究開発施設拡充と増産体制を確保

 真空成膜装置を製造するオプトラン(本社:埼玉県川越市)は6月4日、主力工場である中国・上海工場の研究開発施設拡充と増産体制確保のため、第一&第二工場に加え、研究開発用に第三建物建設に着手し、また工場の一部の装置生産への転用を行うと発表した。

 研究開発施設の完成は2019 年10 月を予定しており、完成後は、現在、2工場に分散している研究開発機能を第三建物に集約し、生産現場での生産研究開発を強化する。建設する第三建物は、総土地面積4,600 ㎡で、地上3 階・地下1 階であり、第一工場と空中回廊で接続される。建設費用は、約3 億円を見込んでいる。

 また、増産体制をとるため、第二工場(広さ12,000 ㎡)の1/4 部分を占めていた部品加工部門を装置組み立て用に転用し、装置増産体制を確保することにした。転用工事は2018 年6 月を完成目途としている。

 今回の設備投資は、オプトランの事業方針である、顧客に近接して研究開発体制や生産体制を確保することで、ニーズを的確にとらえ、最新成膜技術を搭載した装置生産をさらに加速していく。

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