国際協力銀行(JBIC)、タイで冨士ネームが実施する自動車内装部品事業に融資

 国際協力銀行(JBIC)は6月1日、㈱冨士ネーム(本社:静岡県、岩瀬 護社長)のタイ法人FUJI NAME (THAILAND) CO., LTD.(以下「FNT」)との間で、融資金額79百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、清水銀行との協調融資によるものであり、協調融資総額は113百万タイ・バーツ相当となる。(1バーツは約3.42円)

 融資は、FNTがタイのサムットプラカーン県において実施する自動車内装部品の製造・販売事業に必要な資金を、現地通貨建てで融資するものであり、FNTの工場新設に充てられるもの。

 冨士ネームは、自動車用計器文字板等の自動車内装部品の製造・販売を行う中小企業で、2005年にFNTを設立し、グローバルな生産体制を強化してきた。昨今のアジアにおける自動車市場の拡大を背景に、冨士ネームは、FNTを通じて自動車内装部品の製造・販売を拡大することで、日系自動車メーカーを中心に販売拡大を企図している。融資は、こうした冨士ネームの海外事業展開を、タイ・バーツ建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

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