コベルコ建機、米Manitowoc と相互OEM 契約を終了、全世界でコベルコブランドのクレーンを販売

 コベルコ建機(東京本社:東京都品川区)は6月1日、The Manitowoc Company, Inc.(マニトウォック、本社:アメリカ ウィスコンシン州、以下 Manitowoc)との相互OEM 供給契約に関して2018 年11 月9 日をもって、両社合意の下、終了することを決定したと発表した。

 両社は2003年11月、販売メニューの拡充、開発・製造の効率化、販売網の活用などを目的に、コベルコ建機はUS150t 以下のラチスブームクローラクレーンをManitowoc に、Manitowoc はオールテレーンクレーンをコベルコ建機(日本国内流通向け)にOEM 供給することで契約を締結、相互にメニューを補完して事業を進めてきた。

 この15 年間に渡る相互OEM 契約による協力関係は、双方にそれぞれの効果があったが、近年、世界のクレーン市場環境は大きく変化し続けており、今後の更なる変化も見据えながら、両社で議論を重ねた結果、今後はお互いの立場を尊重しながら、双方が自社製品を進化させ、顧客へ提供していくことで合意し、相互OEM 契約終了に至った。

 今回の契約終了により、コベルコ建機のクローラクレーンは、全世界でコベルコ建機ブランドでの販売・サービス体制となる。また、コベルコ建機による日本におけるオールテレーンクレーンの販売は終了する。なお、相互OEM 契約終了後も10 年間(~2029 年3 月)、両社は相互にサービス部品に関するサポートを行っていく。

 ニュースリリース

   マニトウォックのニュースリリース