建設機械出荷、4月は10.4%増の2,101億円、18カ月連続で増加

■内需は14.0%減の529億円、外需は22.1%増の1,573億円

 日本建設機械工業会が5月31日に発表した4月の建設機械出荷金額によると、内需は14.0%減少の529億円、外需は22.1%増加の1,573億円、総合計では10.4%増加の2,101億円となった。その結果、内需は8カ月連続の減少、外需は18カ月連続の増加となった。総合計では18カ月連続の増加となった。

 内需について機種別に見ると、ミニショベル21.9%増加の52億円、基礎機械20.6%増加の26億円、油圧ブレーカ圧砕機4.2%増加の13億円、その他建設機械35.3%増加の47億円の4機種と補給部品5.2%増加の96億円が増加したものの、その他6機種が減少し、内需全体では14.0%の減少となった。

 外需について機種別に見ると、トラクタ6.1%増加の166億円、油圧ショベル33.8%増加の684億円、ミニショベル10.2%増加の207億円、建設用クレーン51.3%増加の58億円、油圧ブレーカ圧砕機11.1%増加の8億円、その他建設機械27.3%増加の231億円の6機種と補給部品19.4%増加の190億円が増加した。

 地域別に見ると、中国が7カ月連続の増加、オセアニアが10カ月連続の増加、欧州が14カ月連続の増加、北米が8カ月連続の増加、中南米が2カ月連続の増加、CISその他東欧が3カ月振りの増加の6地域が増加し、外需全体では22.1%の増加となった。

■油圧ショベルの4月出荷台数は21.8%減の1,037台

 4月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ482台(前年同月比0.6%減少)、油圧ショベル1,037台(同21.8%減少)、ミニショベル1,658台(同23.8%増加)、クローラクレーン20台(同25.0%増加)、ラフテレーンクレーン58台(同31.0%減少)、アスファルトフィニッシャ36台(同2.9%増)。

 1~4月累計では、ホイールローダ2,982台(前年同期比15.7%減少)、油圧ショベル5,872台(同29.3%減少)、ミニショベル8,967台(同4.7%増加)、クローラクレーン179台(同3.2%減少)、ラフテレーンクレーン629台(同16.1%減少)、アスファルトフィニッシャ163台(同13.3%減少)となった。

 4月度建設機械出荷金額統計ニュースリリース