建設機械用ボルトなどを製造・販売する㈱共和工業所が5月31日に発表した2018年4月期(2017年5月~18年4月)連結業績によると、売上高は95億7,300万円(前期比30.1%増)、営業利益10億9,300万円(同63.2%増)、経常利益11億5,100万円(同60.8%増),親会社株主に帰属する当期純利益は9億3,800万円(同74.0%増)となった。
主力需要先である建設機械の需要は、国内はレンタル業界向けを中心に、新排ガス規制実施前の需要増の影響を受け増加した。海外は、北米はインフラおよびエネルギー関連向けを中心に需要が増加し、中国は固定資産投資やインフラ投資など公共投資の景気下支えにより大幅に回復した。これにより、建設機械部門の売上高は、国内向け売上68億4,100万円(前期比29.1%増)、海外向け売上17億2,600万円(同53.7%増)となった。そのほか、自動車関連部門の売上高は、6億600万円(同2.4%増)、産業機械部門の売上高は、1億3,800万円(同22.4%増)と全部門で増加した。
2019年4月期については、建設機械メーカー向け製品は、世界的に需要が引き続き堅調に推移すると見込まれることから、売上高108億円(前期比12.8%増)、営業利益14億5,000万円(同32.7%増)、経常利益15億円(同30.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11億円(同17.2%増)を見込んでいる。
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