ジェイテクト、パワーアシストスーツを8月から国内販売を開始

 ㈱ジェイテクトは5月30日、パワーアシストスーツは「J-PAS®」(ジェイパス)を8月から国内販売を開始すると発表した。

 同社では、2017年4月に新規事業推進部を組織し、取り巻く環境の変化を先読みし、持続的成長の柱の新領域の1つとして、パワーアシストスーツを開発していた。グループ会社である光洋機械工業結崎工場で製造、ジェイテクトからの直接販売と代理店販売、リースで提供する。

 主要市場は製造現場や物流現場を想定しており、今後、市場のニーズや顧客の声を聞きながら、更なる進化を図るため、中出力タイプの製品や筐体の軽量化に向け、シリーズ化を検討していく。さらに、現場の安全や多様な人材が活躍できる環境に貢献すべく、製造業から他の産業への展開の可能性を模索していくとしている。

 少子高齢化、労働人口不足、労働災害の増加などといった社会課題に対し、ジェイテクトの強みである、アシスト技術やトライボロジー(摩擦工学)技術、さらには製造現場を持つメーカーである強みを活かし、現場作業の負担軽減、省力化を目指した商品開発を推進している。その第1段として、現場での作業者の腰の負担を軽減し、安全な職場づくり、多様な人材の活躍を支援するパワーアシストスーツを開発した。

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