㈱アマダホールディングスは5月29日、平板とパイプ(形鋼)を1台で切断加工ができるファイバーレーザマシン「ENSIS-3015RI」の発売を開始すると発表した。
近年、板金加工業界では、「生産性の向上」「変種変量生産への対応」が課題となっており、その解決策として、高速加工が可能なファイバーレーザ発振器を用いることや、複数の加工工程の統合が求められている。
「ENSIS-3015RI」は、高速、高品位、高い安定加工で定評のある独自のビーム制御技術「ENSISテクノロジー」を搭載した自社製3kWファイバーレーザ発振器に、パイプ・形鋼加工が可能な「ロータリーインデックス機構」を搭載したオールインワンマシン。金属の平板、パイプ、形鋼、これらの加工工程をすべて1台で行うことができ、省スペース化と段取り時間を削減するとともに、高い生産性と、さらなる変種変量生産への対応を実現した。
アマダグループでは、ファイバーレーザマシンの販売拡大を目指し、ENSISシリーズのラインナップの拡充により、生産性の向上を実現する加工ソリューションを提案していく。
価格(税別)は1億1,800万円で、販売目標は年間60台。