村田機械、「ムラテック・グローバルパーツセンター」(犬山事業所)にNECのSDNソリューションを導入

 村田機械は5月14日、2月13日より稼働を開始した犬山事業所に設置の「ムラテック・グローバルパーツセンター」(以下MGPC)に、日本電気( NEC)の協力の下で同社のSDNソリューションを導入したと発表した。

 村田機械の主力工場を擁する犬山事業所(愛知県犬山市)で2月に稼働を開始したMGPCは、物流システムを手掛ける村田機械の自動倉庫や搬送装置などの自社製品で構成されたパーツセンター。村田機械が顧客に納入した自動倉庫や搬送装置などの物流システムや工作機械のアフターサービスにおいては、通常時の保守パーツ供給に加え、非常時にも迅速にパーツを供給することにより、顧客の生産・流通活動を止めないことが求められる。このためMGPCには自動倉庫への独自の免震・制振装置を装備するなど、災害や機器トラブルなどによる稼働停止を回避するためのさまざまな対策がとられている。

 またMGPCの自動倉庫には、各種センサやカメラを多数設置して稼働データを収集し、機器の稼働監視や予防保全の実現を目指している。このためMGPC内のネットワークトラブルによる稼働停止についても対策が必要で、万一の障害発生時にも障害箇所の迅速な特定・復旧を可能にするため、村田機械はIoT分野において協力を受けているNECのSDNソリューションを導入した。

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