大阪製鐵、約90億円投じて大阪事業所の圧延ラインなどを強化

 大阪製鐵は5月25日、大阪事業所恩加島工場圧延設備の老朽化対応と大阪地区における製造体制の一層の強化を狙いとして、大阪事業所堺工場圧延設備に粗圧延機2 基等を新たに設置し、大阪事業所全体の生産最適化を通じて体質強化を図ることを決定したと発表した。また堺工場では、新粗圧延機稼働後、順次、その生産対象を拡大する予定。

 この対策により、堺工場への生産傾斜による大阪事業所全体での固定費削減や、堺工場の稼働率・生産性向上と省エネルギー等によるコスト削減、品質対応力の向上等の効果を見込んでいる。

<大阪事業所圧延ライン強化対策>

投資内容:大阪事業所堺工場に粗圧延機2 基等を新設

投資額:約90 億円

完成時期:2020 年度に工事完成、2021 年度から稼働

<大阪事業所恩加島工場圧延設備、堺工場圧延設備概要>

・恩加島工場(大阪市大正区南恩加島一丁目9 番3 号

・1949 年恩加島工場(旧大鐵工業㈱)操業開始

圧延設備:3 重式リバース圧延機3 基+2Hi圧延機1 基

・堺工場 (堺市堺区築港八幡町1 番地)

・ 1998 年堺工場操業開始

圧延設備:16 台連続圧延機

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