東洋エンジニアリング(TOYO)は5月16日、インドラマ・エレメ肥料会社(IEFCL)向けの肥料プラント第2トレイン建設プロジェクトを受注したと発表した。TOYOは2012年末、ナイジェリア連邦共和国リバース州で同顧客向けに肥料プラントの第1トレインを受注し、建設プロジェクトを実施しており、その技術力とプロジェクト遂行能力が本第2トレイン受注に結び付いたもの。
第2トレインは第1トレインと同様、日産2,300トンのアンモニアプラントと、世界最大となる同4,000トンの尿素プラントと、ユーティリティ設備で構成され、第1トレインの隣接地に建設する。アンモニアは米国Kellogg Brown & Root、尿素はTOYOのライセンスが採用される。TOYOの役務範囲は、尿素ライセンス供与、肥料プラントの基本設計・詳細設計・調達と試運転助勢。
TOYOは、第1トレインの経験を最大限に活用して本プロジェクトを遂行し、IEFCLの事業拡大に貢献すると共に、経済成長著しいアフリカ・サブサハラ地域での実績を積み重ねていくとしている。
<受注概要>
客先:インドラマ・エレメ肥料会社(Indorama Eleme Fertilizer & Chemicals Limited)
受注者:東洋エンジニアリング株式会社
建設地:ナイジェリア連邦共和国 リバース州 ポートハーコート地区 既存肥料生産設備の隣接地
対象設備:アンモニアプラント(日産2,300トン、米国Kellogg Brown & Root技術) 尿素プラント(日産4,000トン、TOYO技術)、 ユーティリティ付帯設備
役務内容:尿素プラントのライセンス供与、対象設備全体の設計、機器資材の調達、試運転助勢
完成予定:2021年