ホクショー(本社:石川県金沢市)は5月14日、約30億円を投じて白山工場(石川県白山市旭丘3-17)内に垂直搬送機を増産するための新工場を建設すると発表した。
垂直搬送機は、工場や物流施設で荷物を自動運搬する物流用の機械で、同社は垂直搬送機の国内最大手。製造業や流通業界の人手不足が深刻化する一方、インターネット通販の普及で物流施設の増加、製造業などの省力化需要の高まりを背景に、自動搬送機の受注が拡大している。同社の2018年7月期の売上高は前期比15%増え、過去最高の150億円規模に達する見通し。
新工場は2階建てで延床面積9,149㎡。2018年6月に着工し、2019年5月に完成する予定。鉄板の加工や塗装といった上工程のラインを新工場に移し、既存の第1・第2工場で機械の組み立てスペースを拡張する。また、工程のリードタイムを短縮し、生産能力は1割程度増える見込み。
参考:ホクショー、白山に新工場 30億円投資、垂直搬送機を増産 (日本経済新聞)