中国の大手建設機械メーカー、徐工集団で油圧機器を製造・販売する徐工液圧件公司は5月4日、自主開発したダブルモード式シールドマシン用油圧シリンダをインドに輸出したと発表した。(全781字) ムンバイ(孟買)の地下鉄プロジェクト建設工事に使われる。これは、徐工液圧が“一帯一路”の沿線国家を深耕して、“技術領先、用不毀” (何事も技術優先で行えば、失敗はないの意)のゴールドスタンダード(金標準)を揺るぎなく実行して得た、また一つ結んだ成果である。
知るところによると、インド現地の地質条件の制約から、建設中の地表沈下を少なくし、作業面を安定して維持するために、地下掘進のシールドマシンと単モードの土圧バランスシールドマシンを組合せて使われている。
このインド現地の地質条件に適合すると同時に、シールド構造の中核アクチュエータに対して厳しい課題が提起されている。組み込んだ油圧シリンダは、従来の高圧、高頻度等の苛酷な作業条件に対応するばかりでなく、泥水環境と据付スペースが狭い等の新たな困難も克服しなければならない。
深く掘り下げた分析に基づいて、徐工液圧は、今回の油圧シリンダに耐高圧防塵防泥水複合シールシステム、センサー多重防護、六位一体のシリンダチューブ統合技術などのコアープロセスを採用して、シールドマシン用油圧シリンダの漏れやすい、腐食し易い問題を効果的に解決した。
スペースが狭い、劣悪な作業環境については、油圧シリンダはフランジ式ガイドスリーブとピストン構造を採用することで、組立効率を向上させただけでなく、ユーザのアフターメンテナンスコストをも大幅に削減させた。
徐工液圧は、先進的な製品と良好なサービスにより、海外市場における強みを引き続き発揮して、国際舞台に頻繁に登場する実際行動で、徐工のエベレスト登頂プロジェクトの早期実現を目指していく。