ナブテスコ、2018年第1四半期売上は12.3%増の719.5億円、産業用ロボット向けと中国建機向けが増加

 ナブテスコが4月27日に発表した2018年12月期第1四半期(1~3月)連結業績は、堅調な産業用ロボット需要、中国市場における建設機械向け売上により、売上高は前年同期比12.3%増の719億5,400万円、営業利益は同10.7%増の67億1,300万円となった。

■セグメント別業績

<コンポーネントソリューション事業> 受注高は、前年同期比4.9%増の301億8,300万円、売上高は、同17.2%増の293億8,800万円、営業利益は、同17.3%増の52億5,400万円となった。

 精密減速機は、主に堅調な産業用ロボット向け需要及び生産設備の自動化・省人化ニーズを受け、売上高は前年同期比増収となった。油圧機器は、中国市場における建設機械需要の高まりにより、売上高は前年同期比増収となった。

<トランスポートソリューション事業> 受注高は、前年同期比6.9%増の204億2,000万円、売上高は同14.4%増の185億1,300万円、営業利益は同15.0%増の15億6,200万円となった。

 鉄道車両用機器では、堅調な国内向けと中国地下鉄向けの増加により、売上高は前年同期比増収となった。航空機器は、民間航空機向けでB777の新機種への切り替えの端境期が続くも、防衛省向けの需要を取込み、前年同期比増収となった。商用車用機器は、堅調な国内市場により、売上高は前年同期比増収となった。舶用機器では、海運・造船市況の低迷が続いており、売上高は前年同期比横ばいとなった。

<アクセシビリティソリューション事業> 受注高は、前年同期比18.2%減の186億5,100万円、売上高は同3.5%増の196億8,000万円、営業利益は同0.8%増の13億7,000万円となった。自動ドアは、堅調な国内の需要により、売上高は前年同期比増収となった。

<その他> 受注高は、前年同期比7.6%増の47億2,400万円、売上高は同15.4%増の43億7,300万円、営業利益は同35.6%増の6億6,000万円となった。包装機は、国内外ともに堅調に推移し、売上高は前年同期比増収となった。

■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

 2018年2月9日発表の2018年12月期第2四半期累計期間及び通期における連結業績予想は変更なし。海外子会社の市場環境変化等による業績への不確実性について現在精査しており、連結業績予想への影響については判明次第発表するとしている。

 ナブテスコの2018年12月期第1四半期決算短信

 第1四半期説明資料