コマツチリ、建設・鉱山機械のサービス向上でアルト・ホスピチオに新施設をオープン

 Komatsu Chile S.A. (コマツチリ:KCH、本社:サンティアゴ)は4月27日、同国で1億ドル(約110億円)規模の投資プログラムの枠組みの中で、Tarapaca(タラパカ)地域のAlto Hospicio(アルト・ホスピチオ)にあるLos Cóndores(ロス・コンドレス)工業団地に新しい施設を開設したと発表した。(全795字)

 トータル5万㎡の土地に建設されたインフラストラクチャーは、ワークショップ、倉庫、オフィスで6,800 ㎡を超えている。その目的は、120人の技術と専門のチームにより、特に地方の建設業界および鉱山の分野で活動しているコマツの建設・鉱山機械のメンテナンスに必要な製品とサービスを提供すること。

 コマツチリのゼネラルマネージャー、Carlo Soto(カルロ・ソト)氏は、「これらの依存関係は、お客様に鉱山、鉱業契約、建設、サポートおよびサービス、スペアパーツ、レンタル、一般サービスなど、あらゆる分野のより良い統合を可能にする、当社の基本的価値であるより優れたサービスをお客様に提供する新しいスペースです。」

 式典において、コマツホールディング南米代表取締役社長の坂野泰司氏は、「この作業はチリ北部の重要工業地帯であるアルト・ホスピシオ地域の発展に貢献する」と強調した。

■Komatsu Chile S.A.(コマツチリ:KCH)は、コマツのローカルユニット。同社は、建設・鉱山機械、サービス、部品を提供し、1999年にその国で営業を開始した。コマツチリは持株会社Komatsu Cummins Chile(コマツカミンズチリ)の一員。

 なお、コマツは2017年10月3日、Santiago(サンティアゴ)のPudahuel地区でラテンアメリカ最大のKomatsu Reman Center Chile( 再生産センター)を開設している。同施設は、約1万6,000㎡の規模で約3,300万米ドル(約36億円)を投じて建設された。

 コマツの米州拠点一覧

 参考:コマツ「中南米の建設・鉱山機械事業