アイチ、2017年度売上は1.8%減の614.7億円、18年度見通しは2.4%減の600億円

 ㈱アイチコーポレーションが4月26日に発表した2018年3月期(2017年度)の連結業績によると、売上高は前期比1.8%減の614億7,400万円、営業利益は同3.0%減の75億7,600万円、経常利益は同3.6%増の83億2,800万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同13.0%増の57億8,500万円となった。

 セグメント別売上高によると、特装車は前期比2.9%減の496億2,800万円、部品・修理売上高は同3.9%増の110億1,400万円、中古車は同4.4%減の5億2,800万円となった。

 特装車の販売については、通信業界向けは経年車両の更改需要の増加、鉄道業界も車両の老朽化による更新や機械化需要の継続により増加したが、電力業界向けは配電設備の更新需要の減少により減少した。また、レンタル業界は社会インフラ工事需要は高水準で推移しているものの、建築工事需要向け機械化設備投資の抑制傾向が続き減少した。

 2019年3月期の見通しについては、国内経済は好調な企業収益による人材・設備両面での投資の拡大をはじめとして、景気は回復傾向を維持すると予想されるが、海外経済は景気の回復が見られるものの、米国の貿易政策などや欧州の政治面での影響などの不透明感は継続すると想定。売上高600億円(前期比2.4%減)、営業利益60億円(同20.8%減)、経常利益62億円(同25.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益44億円(同23.9%減)を見込んでいる。

 アイチコーポレーションの2018年3月期決算短信

 追加: アイチコーポレーションの決算説明会資料(中期経営計画含む)