豊田自動織機、産業車両は30%増の1兆2,830億円、18年度は1兆4,100億円見込む

 ㈱豊田自動織機が4月27日に発表した2018年3月期(2017年度)連結決算によると、フォークリフトを主とする産業車両部門の売上高は前年度比29.8%増の1兆2,830億円、営業利益は同17%増の1,049億円となった。

 豊田自動織機2017年度(産業車両関連データ)

 地域別販売台数によると、前年度比4.0%増の26万3,000台となった。国内は前年度比2.4%増の4万3,000台(16年度:4万2,000台)、北米は同6.0%増の8万8,000台(同:8万3,000台)、欧州は同1.1%増の9万2,000台(同9万1,000台)、その他は同8.1%増の4万台(同3万7,000台)と、中国を含む新興国や欧米が牽引し、世界全体で拡大した。

 同社は、各市場の状況に応じて、生産・販売活動を強化するとともに、新製品を投入してきた。昨年12月には、新型リーチタイプ電動フォークリフト「Rinova(リノバ)」を日本で発売した。こうした取り組みの結果、主力のフォークリフトトラックの販売台数が各地域で増加したことに加え、昨年4月に米国のバスティアンソリューションズ有限責任会社を、さらに5月にはオランダのファンダランデインダストリーズ㈱を子会社化した。

 2018年度の産業車両セグメント売上高は、前年度比9.9%増の1兆4,100億円を予想している。地域別販売台数は、国内は前年度比2.3%増の4万4,000台、北米は同20.5%増の10万6,000台、欧州は同8.7%増の10万台、その他は同10%増の4万4,000台、世界全体では同11.8%増の29万4,000台を見込んでいる。

 豊田自動織機の2018年3月期決算短信

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 参考資料