イタリアの建設機械市場、第1四半期は前年同期比30%増

 イタリアの建設機械関連団体であるUnacea(イタリア建設機械貿易協会)は4月23日、2018年第1四半期(1~3月)におけるイタリア建設機械市場は、前年同期比30%増の2,713台が販売されたと発表した。うち土工機械は2,623台、道路機械は93台だった。

 「イタリア市場は、2018年の最初の数ヶ月にわたっても成長トレンドを確認しています。しかし、この成長の大きな部分は、建物産業の実際の回復よりも、既存の艦隊の陳腐化レベルに関連していることに留意する必要があります。実際、危機の年の間に、時代遅れの機械の交換率は低下しました。回復の兆しと期待は新しい機械の需要を刺激していますが、建設投資の再開のみが中期的な成長を安定させることができます」とUnaceaのPaolo Venturi(パオロ・ベンチュリ)会長は語っている。

 国際貿易を見ると、2017年にイタリアの建設機械輸出は7%増の28億ユーロに達した。特に、Prometeia、Unaceaと共同で実現したSamoter Outlookの国際貿易報告の最終版によれば、道路機械の輸出(20%)、粉砕・スクリーニング装置(15%)、 (14%)、タワークレーン(9%)、コンクリート設備(7.5%)などが挙げられる。掘削機械の輸出のみが減少する(-18%)。また、輸入も13%増加し、貿易収支の黒字も4.6%増加し、18億ユーロに達した。

 イタリアの建設機械の輸出先市場については、フランスは2017年にイタリアで最初の販売パートナーだった。機械は2億6,500万ユーロ以上輸入され、2016年に比べて27%の増加となった。この積極的なビジネス環境のなかで、建設とインフラストラクチャーの国際展示会であるインターマットは、今日(23日)からパリで始まった。

■Unaceaについて

 Unacea(正式名称:Italian trade association of construction equipment)は、CECE(欧州建設機械委員会)のメンバー国。2010年に創設され、現在約50社のメンバーで構成されている。建設機械業界に関わるすべての企業、機関、組織の貢献に貢献する建設機械のイタリア貿易協会。メンバーには、土木機械、アタッチメント、コンクリート機器、タワークレーン、油圧ショベルなどがある。

 CECEは、約13カ国、約1,200社で、売上高230億ユーロ、直接雇用者は13万人。

■Prometeiaについて

 Prometeiaは、コンサルティングサービス、ソフトウェアソリューション、リスク、ウェルス&パフォーマンスマネジメントに焦点を当てた経済調査のリーディングカンパニー。 同社の技術と専門的なアドバイザリーは、銀行、保険会社、機関投資家、公的機関など、世界中の20カ国以上の200以上の顧客によって毎日選ばれている。

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