ボルボCE、2018年第1四半期売上は30%増、受注台数は37%増

 スウェーデンの大手建設機械メーカー、Volvo Construction Equipment(ボルボ建設機械:Volvo CE、本社:Arvika)が4月24日に発表した2018年第1四半期の業績によると、売上高は前年同期比30%増の20,914百万SEK(約2,677億円、前年同期:16,101百万SEK)、為替変動の影響を調整した結果は、同33%増となり、さらに良い結果が得られた。営業利益も同79%増の2,888百万SEK(約370億円、同:1,615百万SEK)となり、営業利益率は13.8%(同:10%)と大幅に改善した。(1SEKは約12.8円)

 発表によると、2018年第1四半期はすべての主要地域における市場需要の大幅な増加し、自信を持って業績を達成したとしており、特に、アジアにおける主要市場で需要が大幅に増加した。2018年第1四半期の受注台数は、前年同期比37%増の23,938台となり、すべての市場、特に北米およびアジアからの受注が増加した。また、出荷台数は同期間で35%増の22,102台となった。

■市場状況

 建設機械市場は、第4四半期に引き続き改善し、すべての地域で成長が見られた。欧州市場は、ドイツ、イタリア、東欧諸国での需要増により10%増だった。北米は主に油圧ショベルの需要により21%増。南米は引き続き低水準から回復し、27%増加した。アジア(中国を除く)は、インド、インドネシア、トルコ、中東での成長により、前年比21%増。大型油圧ショベルやホイールローダの需要が堅調に推移し、中国市場は同四半期中に13%改善した。

 ボルボ建設機械のMelker Jernberg(メルカー・イーンベルグ)会長は、「一般的に、市場需要は堅調であり、ボルボCEは引き続き売上と収益性を改善しています。増加した量のメリットを十分に活かしつつ、同時にコストを厳しく管理しています」と述べている。

 ニュースリリース

   詳細データは、ボルボグループの第1四半期決算資料