㈱タダノは4月25日、製品の販売・サービス会社をチリに設立し、5月1日より営業を開始すると発表した。チリ支店は、昨年11月に会社を設立、パナマに設立しているTadano Panama S.A.の業務を引き継ぐ。中南米は潜在性・将来性から重要な市場であると考えており、今後もさらなる顧客層の拡大開拓、ポジションアップを図っていくとしている。
タダノグループは長期目標として「LE世界No.1」(LE = Lifting Equipment)を掲げており、海外事業の拡充・シェアアップに取り組んでいる。中南米地域では、ブラジル・パナマにそれぞれ子会社を設立し販売・サービスを行ってきたが、中南米のクレーン需要は南米南部地域に集中していることから、同地域に新たに拠点を置き、より地域・市場に密着した販売・サービス体制を構築する。
<新会社の概要>
会社名:Tadano Chile SpA (タダノチリ)
設立:2017年11月23日
営業活動開始 2018年5月1日
所在地 Santiago, Republic of Chile(チリ共和国・サンティアゴ市)
資本金:500千米ドル(出資比率:タダノ100%、約5,400万円、1米ドル108円算出)
事業内容:建設用クレーン等の販売・サービス
管轄地域:メキシコ・キューバ・ブラジルを除く中南米市場
代表者:取締役社長 佐藤 光司
※なおTadano Panama S.A.(パナマ共和国)は、5月以降、会社清算手続きを開始する予定。