TOTO、約37億円投じてタイにウォシュレット生産工場を建設

■2022年度に海外でウォシュレット200万台以上を目指す

 TOTOは4月24日、TOTOタイランド(TOTO (THAILAND) CO., LTD.)が新たに取得した敷地に、約37億円を投じてウォシュレット生産工場(TOTOタイランド第3工場(仮称))を建設すると発表した。新工場はウォシュレットの量産工場と位置付け、2018年5月より着工し、2020年4月からの本格稼動を目指す。新工場はTOTOグループの国内外を合わせたウォシュレット生産拠点としては5拠点目、海外の生産拠点としては3拠点目になる。(TOTOの海外拠点

 TOTOではウォシュレットを海外市場での重要な戦略商品と位置づけている。2018年度から始まった中期経営計画「TOTO WILL2022」では2022年度、海外市場における年間出荷台数200万台以上を目指しており、今後アジア、アメリカなど世界で増加するウォシュレットの需要を見据えて生産体制を充実させる。

 工場の建設にあたっては、最新設備の導入によって生産性の向上を図るほか、LED照明や、樹脂成形エリアでの置換空調など、高効率機器の導入に加え、再生水利用による工場排水ゼロにも取り組み、環境に配慮した工場を実現する。

<TOTOタイランド第3工場(仮称)>

生産品目:温水洗浄便座「ウォシュレット」等

投資金額:約37億円

所在地:TOTO (THAILAND) CO., LTD.が立地するヘマラート工業団地

敷地面積:約49,000㎡/建屋:約18,000㎡ (延床面積)

生産能力:約45万台/年

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