日本製鋼所、フィルム・シート製造装置事業のGMEと資本業務提携

 ㈱日本製鋼所は3月27日、㈱ジーエムエンジニアリング(以下、GME、本社:横浜市港北区)と資本業務提携契約を締結したと発表した。

 日本製鋼所は主力製品の一つであるフィルム・シート製造装置において、各種延伸技術等を活かして工業材・光学材・包装材等幅広い分野に装置を納入しているが、近年はリチウムイオンバッテリー用セパレータフィルム製造用の大型のフィルム装置が国内外向けに大きく伸長している状況にある。一方、GMEは食品用途を中心とした中小型のシート装置に強みを有しており、高いエンジニアリング力ときめ細かいサービス対応で、特に国内市場で高い評価を受けている。

 資本業務提携は、両社の強みを互いに活かしていくことで、国内外市場における更なるフィルム・シート製造装置事業の拡大と一層の競争力強化が図れるものと判断。両社は2017年10月以降、技術開発、販売・サービス活動など、資本提携も含めた協力体制について協議を続けていた。

<資本業務提携の内容>

 1)2018年4月にGMEの発行済株式総数(800株)のうちの174株(21.75%)を取得する。

 2)日本製鋼所およびGMEの双方が行っているシート装置事業について、営業・技術・アフターサービス・生産等の提携を行う。

<株式会社ジーエムエンジニアリングの概要>

所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14番地27

代表者:安藤 昭雄/事業内容:押出成形機等の製造、印刷機の製造

資本金:40,000千円/設立年月日:昭和61年10月18日

売上高:2,277,395千円(2017年9月期)

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